公務員試験対策は予備校と通信講座どちらで行うのがおすすめ?
公務員試験は出題範囲が非常に広く、合格のためにはかなりの勉強時間を確保する必要があります。公務員になるために予備校に通うか通信講座を受けるか迷っている方も多くいるでしょう。そこで今回は、公務員試験対策における予備校と通信講座の違いを詳しく紹介するので、公務員を目指している方は参考にしてください。
そもそも公務員に向いているのはどんな人?
将来公務員になりたいと考えている人の中には「自分って公務員に向いているのかな」と不安に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。ここでは、予備校と通信講座の特徴を説明する前に、公務員に向いている人の特徴についてご紹介します。
地域のことが好きな人
地方公務員の仕事は、地域の人々の生活を守ることです。そのため、仕事のほとんどはその地域で行うことになります。地域の人々の不満や不便に思うことを改善していけるのは公務員の魅力の一つです。「生まれ育った地域の発展に携わりたい」「この地域が好きだ」という考えを持っている方にぴったりの職業といえるでしょう。
作業をコツコツと続けることが得意な人
基本的に公務員の仕事は、地味であることが多いです。輸送する書類や資料の作成、戸籍や住民票の管理など、地味だけど重要な仕事を膨大な量こなさなければなりません。
その中には同じ作業を何度も行う作業も多くあります。慣れると新鮮味がなくなり面白さを感じなくなることもあるでしょう。そのため、新しいことをしたい方や刺激のある仕事がしたい方よりは、地味な仕事をコツコツと続けられる人の方が公務員には適しています。
ワークライフバランスを大切にしたい人
公務員は、あまり残業がなく定時近くで仕事が終わり、休みの日もしっかりと確保できます。そのため、仕事以外にも趣味や家族との時間も大切にしたい方にとって非常に適した仕事といえるでしょう。また給与も安定しているため、趣味や家族のためにある程度のお金を使うことができることも公務員の魅力の一つです。
通学制の公務員予備校に通うのがおすすめな人の特徴
公務員予備校では、講師の生の授業で学べたり、分からないことがあったら質問できたりと通うメリットが多くあります。また、予備校生であれば自由に自習室をしようできるというのも魅力の一つです。ここでは、そんな公務員予備校に通うのがおすすめな人の特徴について解説します。
難関公務員試験を受験する人
国家公務員や裁判所職員など、難関の公務員試験は予備校に通うことをおすすめします。独学で試験を突破することも不可能ではないですが、筆記試験の難易度が非常に高いです。
分からないことを講師にすぐに質問できる環境を作る意味でも予備校に通った方がいいでしょう。自分が受ける公務員試験がどれくらいの難易度なのかを理解して、予備校に通うか通信講座を受けるか決めるようにしましょう。
勉強が苦手
通信講座を受講する場合、自分で計画を立てて自分で学習を進めていく必要があります。しかし予備校は、講師が授業を進めてくれるので、怠けたくても怠けさせてくれません。自分で学習を進めていくのが苦手な方は、予備校に通った方が勉強は捗るでしょう。
時間に余裕がある
仕事で忙しい社会人の中には、予備校に通う時間がそもそも取れないという方もいるでしょう。予備校の授業は平日にも行われるので、時間に余裕のある方や大学生の方におすすめです。また、社会人向けの講座を用意している予備校も多くあるので、無理のない範囲で予備校を検討してみてもいいでしょう。
公務員の通信講座を受講するのがおすすめな人の特徴
通信講座は、自分の好きな時間に学習ができ通学のために時間がかからないなど、こちらもメリットが多くあります。また、理解している分野は飛ばし、分からない分野を徹底的に勉強するなど、自分のペースで学習できるというのも通信講座の魅力です。ここでは、通信講座に向いている人の特徴について解説します。
社会人や時間に余裕がない人
通信講座は、空いた時間や自分の好きな時間に学習を進めることが可能です。仕事で忙しい方や授業やバイトで時間が取れない方におすすめの学習方法といえます。
仕事が終わった後に予備校に通うのは、かなりの体力が必要になります。通学に体力を使うよりも帰宅した後に勉強する方に体力を使ったほうが効率的だと感じる方は通信講座の方がいいでしょう。
自分一人で勉強ができる人
勉強が得意な人は、通信講座の方が向いています。予備校に通わなくても自分で計画的に学習を進められる方は、一人の方が集中できるという方も多いからです。また、勉強が得意な方は学生時代から授業に頼らず自分のスタイルで勉強していたりもするので、予備校のペースが合わないことも少なくないでしょう。
まとめ
今回は、公務員試験対策における予備校と通信講座それぞれの特徴について解説しました。予備校と通信講座は、どちらが優れているというわけではありません。予備校に通った方がより学習が進む人、通信講座を使って自分で学習した方がいい人がいるのです。公務員試験を受けようと考えている方は、自分がどちらの学習方法が向いているかを考え、自分に適した方法で公務員試験の対策をしましょう。