公務員試験の具体的な流れをステップごとに詳しく解説!

公開日:2022/07/15

公務員になるためには、公務員試験に合格する必要があります。では、公務員試験に合格するために、どのような準備をするべきなのでしょうか?この記事は、公務員を目指そうと考えている方に向けて、公務員の仕事に就くメリットや試験までにしておきたいこと、公務員試験の具体的な流れなどを詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

公務員の仕事に就くメリット

公務員の仕事に就くメリットはたくさんあります。ひとつずつ、確認しましょう。

給料が高く安定している

ここ数十年の間、公務員の平均賃金は、民間企業に比べ高く、年間で200万以上もの差があるといわれています。また、公務員はリストラや倒産の恐れがないため、ほとんどの場合、定年まで働くことが可能です。公務員として働き続ければ、高い賃金と安定した暮らしが保障されるでしょう。

福利厚生の充実

公務員は福利厚生が充実しており、とくに休暇関係は民間企業と比べものにならないほどです。有給休暇は採用後15日から取得可能で、1年目の新人でも年間20日の有給が与えられます。また、育休や産休も民間企業に比べて取得しやすい環境といえるでしょう。さらに、夏季休暇や介護休暇、ボランティア休暇、ドナー休暇など、民間企業にはないような休暇も存在します。

社会的な信頼が高い

公務員は、国から保障された社会的信頼があるため、ローンを組みやすいといったメリットがあります。ローンを組む際は審査がありますが、公務員の場合、たとえ勤続年数が短くてもほとんど断られることはありません。

公務員試験を受けるまでに必要な準備

ここからは、公務員試験を受けるまでにしておいたほうがよいことを解説します。順番に見ていきましょう。

就きたい職種を決める

公務員には、国家公務員と地方公務員があります。その中でも特別職と一般職に分けられており、職種はさまざまです。地方公務員であれば、役所の職員や公立高校の教員、消防士などがあり、国家公務員は国主導で行っている業務に従事します。

まずは、どのような職種があるかを知り、自分が就きたい公務員職を決めましょう。選んだ職種によって、準備するべきことも変わってくるので、早い段階でしっかり検討しておくことをおすすめします。

情報収集

就きたい職種が決まったら、その職種に関する情報収集が必要です。公式WEBサイトなどで、採用実績を調べたり、どのような採用枠があるのかを確認したりしておくとよいでしょう。

また、採用説明会などが開催されるようであれば、ぜひ参加しましょう。大学生であれば、大学の就職支援センターなどにも情報があるかもしれません。公務員の採用情報は、民間企業に比べて、公にされているものが少ない傾向にあるため、こまめに確認して見落としのないよう気を付けてください。

公務員試験までの学習スケジュールを組む

公務員になるためには、試験に合格するための学習スケジュールを組み、実行していく必要があります。公務員になりたいと思った時点で勉強開始することが望ましいですが、効率よく進めることができれば、学習期間は1年~1年3か月程度でも問題ありません。ただし、少なくとも受験日の1年前までにはスタートさせましょう。

公務員試験の具体的な流れ

公務員試験は、以下のような流れで実施されます。しっかりと把握して、受験対策に役立ててください。

1.受験の申し込み

試験案内の公表は、各団体の公式WEBサイトで、毎年2~5月ごろに行われます。受験の申し込み受付は、3~4月ごろ開始されることが多いようです。申し込み方法は、インターネットが一般的ですが、郵送でも受け付けてくれます。

2.一次試験

一次試験は筆記テストで、毎年5~6月ごろ行われます。受験する職種や団体によっても違いますが、基本的な試験内容は、教養、専門、論文の3つです。教養と専門の試験は、ほとんどの団体で、五肢択一式マークシートが採用されています。

3.一次試験合格発表

一次試験の合格発表は、受験後約2週間~1か月で行われます。一次試験合格者には、二次試験の案内が送付されてくるため、内容をしっかり確認して二次試験に備えましょう。

4.二次試験

二次試験は、一次試験の合格者しか受けることができません。一部の団体では例外もありますが、基本的に公務員試験の一次試験免除はないと考えておいてください。一般的な二次試験は、7~8月ごろに集団面接あるいは集団討論という形で行われます。ただし、国家総合職などでは、筆記試験も行われる場合があるので注意が必要です。

5.二次試験合格発表

二次試験が終わったら、約2~3週間で合格者が発表されます。ただし、二次試験に合格したからといって、必ず採用してもらえるとは限りません。採用候補者になったと考えておきましょう。

6.個別面談

個別面談では、採用後の進路や希望などを聞かれます。また、ほかの職種と併願しているか否かも確認されます。

7.採用内定者の決定

8~9月ごろから採用内定者が決まってくるのが一般的ですが、一部の団体では、11月ごろ決定されるのです。採用が決まった新卒者は、翌年の4月から勤務開始となり、社会人は10月ごろから勤務開始となるのが一般的です。

 

今回は、公務員の仕事に就くメリットや試験までにしておきたいこと、公務員試験の具体的な流れなどを詳しく解説しました。公務員は、安定した暮らしが保障されているだけでなく、国家運営や地域の活性化にも貢献できる素晴らしい職業です。

公務員を目指すのであれば、まず地方公務員になりたいのか、国家公務員になりたいのかなど、どの職種を希望するのかを明確にしておきましょう。また、その職種に合った受験対策をしておくことが重要です。ぜひ本記事を参考に、効率的な学習スケジュールを組んでみてください。

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