公務員試験は独学で合格可能?具体的なポイントについて解説!

公開日:2022/07/15

公務員試験が独学で合格可能かどうか気になる人は多いと思います。結論からいうと、公務員試験を独学で合格することは可能です。ただし、独学で合格するためには予備校に通うよりも多くの時間が必要です。ひとりで勉強する意志の強さも必要になります。この記事では、独学で公務員試験に合格するための具体的なポイントについて解説します。

公務員試験に独学で挑むメリット・デメリット

公務員試験に独学で挑むことのメリットとデメリットをご紹介しましょう。

公務員試験に独学で挑むメリット

公務員試験に独学で挑むことの一番大きなメリットは、予備校費用がかからないという点です。予備校や受験コースにもよりますが、大手予備校に通学すると年間で30万円以上かかります。独学の場合、参考書の購入や模試の受験などを合算しても、数万円程度の支出で済みます。

また、独学の場合、自分の好きな時間に自分のペースで勉強ができるというメリットもあるのです。通学が難しい社会人でも自分のスケジュールで学習ができます。

公務員試験に独学で挑むデメリット

では公務員試験に独学で挑むことのデメリットを見ていきましょう。一番のデメリットは勉強時間が多いということです。一般的に公務員試験に合格するためには1,000時間以上の勉強時間が必要とされています。さらに独学の場合は1,500時間程度が目安ともいわれます。これだけの時間を自分でスケジュール管理して勉強を続けなければなりません。

予備校に通う場合と違って、独学は常にひとりなので孤独を感じることも多く、切磋琢磨するライバルもいないためモチベーションの維持も重要になってきます。自由にできる分、しっかりとした意志をもって臨まなければ、途中で頓挫してしまう可能性があります。

公務員試験を独学で突破するためには?

独学は可能だけど、とても大変だという話をしました。では、合格するためにはどうしたらよいのでしょうか。具体的なポイントを解説します。

勉強時間の確保

公務員試験に独学で合格するための勉強時間はおよそ1,500時間前後といわれています。1年前からスタートすると場合、一日4時間以上勉強する計算です。仕事や大学の都合によっては、一日にこれだけの時間を確保するのが困難な場合もあるでしょう。

土日や休日にできるだけ多くに勉強時間をとることが必要なります。この時間を確保するのが難しいという人は、勉強の開始時期を早めるなど工夫が必要でしょう。

公務員試験対策の参考書を買う

まず、一番大切なのは公務員試験に特化した対策がとられている参考書を選ぶことです。その際に自分受験レベルに合ったものを選択するようにしましょう。いきなり専門書を購入しないように気をつけましょう。

また、できるだけ同じ出版社・シリーズのものを使うことをおすすめします。参考書によって書き方や切り口のクセが異なるので、違うものを使うと混乱する恐れがあるからです。自分が分かりやすい・飽きにくいと感じた参考書を購入するのがよいでしょう。

効率的な学習計画をたてる

公務員試験は学習科目も多く、勉強量が多くなりがちです。いかに効率的に学習するかが合否の鍵になります。頻出分野をしっかり押さえ、インプットの後には必ずアウトプット(問題演習や過去問)を行うようにしましょう。自分で学習計画を立てるのが苦手な人は、予備校の学習カリキュラムを参考に計画をつくっていくとやりやすいでしょう。

常に最新の情報を得ておく

自分が受ける年の採用の有無、試験日程はもちろんのこと、業務説明会やインターンの情報などにも目を向けておきましょう。また時事問題が出題される科目もあるので、新聞やニュースなどをチェックしておくことも重要です。独学だと正しい受験情報を掴むのは大変ですが、予備校の直前対策講習なども活用して生の情報を得るのも手です。

モチベーションをどう保つか

公務員試験の勉強は独学の場合1年、人によってはそれ以上の長期間にわたって行わなければなりません。「絶対に公務員試験に合格する」という強い意志や動機がなければモチベーションを保ち続けるのは難しいでしょう。

自分がどうして公務員になりたいのか、言葉や文字にして明確にしておくことが大切です。SNSに勉強の進み具合や自分の気持ちを投稿したり、親や友人などに合格を宣言したりして、モチベーションの維持に努めるのもよいでしょう。

公務員試験に独学で挑むのがおすすめなのはどんな人?

公務員試験に独学で挑むのがおすすめの人は、長期間の地道な努力ができる人です。公務員試験は試験科目がとても多く、膨大な量の勉強が必要になります。ある日一気に何かができるようになることはありません。日々の積み重ねだけが、結果を生むのです。粘り強さと、努力の積み重ねに楽しみを見出せるしたたかさも必要な要素のひとつです。

もちろん、意志の強さだけでは心が折れてしまいます。絶対に公務員になりたいと思える動機を持っている人も、独学に向いています。なぜなら動機が強ければモチベーションは保たれるからです。別に立派な信念などでなくてもよいので、自分が頑張れるだけの動機を持っていることが大切です。難関大学受験や資格試験などで合格経験のある人も有利。自己コントロールの仕方が体に身についているからです。

 

公務員試験の独学での合格は可能です。そのためにはしっかりとした学習計画と受験対策、モチベーションの維持が不可欠です。まず、なぜ自分は公務員試験に合格したいのかを明確にしましょう。そして独学での勉強を選択した理由も自分の中ではっきりさせる必要があります。なんとなく独学というのでは、モチベーションが維持できないからです。

もし独学で勉強が難しいと感じたら、通学よりも低コストの通信講座を検討するなどの手もあります。合格という目的に向けて自分に一番必要な勉強方法を選択するのがよいでしょう。

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