公務員の給料はどれくらい?平均年収や給料体系について解説!

公開日:2022/07/01

これから公務員を目指す中で、公務員の給料が気になるという方も多いでしょう。一般企業の給料よりも、公務員の給料は高く安定しているといわれていますが、実際にどれほどもらえるのでしょうか?そこで今回は、公務員を検討している方に向けて、国家公務員や地方公務員における給料の特徴や昇給の仕組みを紹介します。

公務員の給料の特徴

公務員は国家公務員と地方公務員に分かれますが、給与体系はそれぞれ異なります。国家公務員は俸給表によって給料が決まるのです。一方で、地方公務員は給料表によって給料が決まる仕組みです。民間企業とは異なり、公務員の給与は景気変動の影響を受けにくいことが特徴。

一般企業の場合、景気によって減給やリストラをもたらす可能性があります。一方で、公務員はこういった景気の悪化にほとんど左右されないので、一般企業よりも給与は安定しているといえます。

しかし、公務員の給料は法律にしたがって定められ、民間企業の給与平均値を超えないように設定されているのです。一般企業のように業績によって給与が変化することはありませんが、給与が大幅に増額することがないため、公務員の給与体系のメリットやデメリットを理解しておくことが重要です。

公務員の平均年収

一般企業と比較して公務員の平均年収は高いといわれていますが、公務員の平均年収がどれほどなのか気になりますよね。ここでは、国家公務員と地方公務員の実際の平均年収や賞与額をそれぞれ解説します。また、年齢による平均年収の違いもあわせてご紹介します。

国家公務員

人事院の令和3年度における国家公務員給与等実態調査によると、国家公務員の平均年収は約684万円、平均給与月額は約41万4千円でした。また、平均ボーナス支給額は約131万円で、月給の4.45か月分でした。景気変動によってボーナス支給額はある程度左右されますが、民間企業よりも影響は小さく抑えられています。

地方公務員

総務省の令和3年度における地方公務員実態調査によると、地方公務員の平均年収は約661万円、平均給与月額は約41万2千円でした。また、東京都の平均ボーナス支給額は約185万円で、月給の4.5か月分でした。しかし、地方自治体によって支給額は変動するので、各自治体のホームページでボーナス支給額を調べてみてください。

年齢ごとの平均年収

公務員の平均年収は年齢を重ねるごとに上がります。20代は約300万円~約450万円で、民間企業に勤める20代よりも最初は年収が低い場合があり、責任のある業務に携わることが少ないと感じるかもしれません。

30代は約500万円~約600万円です。中堅にあたるので携わる業務内容も多岐にわたることから、役職が上がる機会が増えるでしょう。40代は約650万円~約800万円で、職種や役職によって収入に差が生じる年代です。責任のある仕事や地位を任されることも多いので、収入にふさわしいといえるでしょう。

50代は約800万円~約900万円です。20代の年収と比較すると、50代の年収は倍以上になります。組織のトップの役職を任されるケースもあるので、それにふさわしい給与だといえるでしょう。

公務員はいつ頃昇給する?

民間企業と比較して公務員の給与は安定しているといわれていますが、公務員の昇給には定期昇給と昇格による昇給の2つのパターンがあります。ここでは、公務員が昇給するタイミングを解説します。

定期昇給

定期昇給は年に一度行われるのです。国家公務員の場合は1月、地方公務員の場合は1月または4月です。どれほど昇給するかは、勤務評価や業績次第。評価が高いほど昇給するランクや額も上がる仕組みです。地方公務員の昇給時期は、地方自治体によって異なる場合があるので、各自治体のホームページなどで確認してみてください。

昇格による昇給

俸給表には級と号があり、縦軸の級と横軸の号に基づいて組み合わせる表から、公務員の給与が決まります。級は、職務の難易度や役職によって連動します。また号は、勤続年数によって上がる仕組みです。したがって、長く勤めれば勤めるほど、年功序列で昇給するチャンスが得られるシステムです。

 

公務員になることを検討している方向けに、公務員の給与体系や平均年収などを紹介しました。民間企業と比較して、一般的に公務員の給与は高く、安定しているといわれています。

公務員には国家公務員と地方公務員にわかれますが、それぞれ平均年収は異なります。公務員の給与体系は民間企業とは異なり、俸給表や給料表といった給与体系を導入していることが特徴です。級や号からなる表にしたがって、平均年収やもらえる賞与額は大きく変わります。

また、勤続年数や役職によって年に一度昇給する場合もあります。公務員の20代の平均年収は約400万円前後ですが、50代になれば平均年収は約800万円と倍以上になる可能性もあるでしょう。職種や地方自治体によって公務員の給与額は異なる場合があるので、各自治体のホームページなどでぜひ調べてみてください。

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