公務員予備校に通う意味はある?通うとしたらいつからがいいの?
就職先として人気の公務員。地元で働きたい。安定している。社会貢献がしたい。目指す理由はひとそれぞれさまざまです。公務員になるためには法律や経済といった専門的な科目を含む筆記試験・論文試験等を突破する必要があります。試験対策のひとつとして公務員試験予備校があります。今回は公務員予備校を利用するメリットなどをご紹介します。
公務員予備校に行くべきなのか?通うメリットとは
公務員対策の方法として、大きく独学で取り組む方法と予備校に通うという方法の2つがあります。予備校への通学は費用が掛かりますが、メリットも大きいです。予備校を活用するメリットを紹介します。
効率よく学べる
公務員の試験の多くは教養試験・専門試験と2つの種類があり、科目数も出題範囲も幅が広いのが特徴。独学で複数の試験科目を進めるとあまり重要ではない問題や科目なども学習しがちで学習効率がよくないという傾向が多いです。
予備校では専門の講師が過去の出題傾向を分析し、頻出の問題を中心にわかりやすく解説で講義を進めるため、ポイントを絞った効率のよいインプット学習が可能となります。問題集などの教材も充実しており演習においても効果的な学習を進めることができます。
正確な情報を得られる
公務員の試験制度は自治体によって異なっていることが多く、また年度によって変更することもあります。(試験日程・試験科目・形式など)独学だと分かりにくい試験制度や最新情報などは自分で自治体や人事院のホームページを確認してチェックする必要があります。
予備校では講義のほかにホームルームや定期的なメール配信などで最新の各種情報を受講生へ届けてくれることが多いので、自ら情報を探す手間が省けます。また、独学での情報収集はネット情報などが中心になり不正確になりがちです。予備校では正確な情報を得ることが可能です。
過去の受験生からの情報を得られる
公務員試験は1次試験を突破すると2次試験は論作文・面接試験を課すところが大半です。2次試験は各自治体や機関によって形式や傾向がさまざまです。自治体特有の質問などもあり、予備校ではこのような情報を過去に受験した人からの経験談を集め、面接資料集として集め、受講生へ提供をしています。
全国展開をしている予備校や受講生の多い予備校ではこの面接情報が大量にストックされているので、志望先の過去の情報を効率よく入手することが可能です。
2次試験対策(面接試験)が充実している
公務員試験は1次が筆記試験で、2次は面接試験を課すところがほとんどです。試験配点も2次試験のウエイトが高い自治体が多く、公務員試験において1次試験はもちろんですが、2次試験の対策がとても重要になります。独学であればどうしても2次試験の対策が難しくなってしまいます。
予備校では面接指導専門的講師が自己分析の仕方や志望動機の内容などを個別に丁寧な指導を行うなど面接対策がとても充実しているのが特徴です。
予備校に通うとしたらいつからがいいのか
公務員試験は科目も多く長い時間をかけて対策をします。予備校に通うとしてらいつからがベストなのか、以下紹介します。ベストな時期にスタートして効率的に対策を進めましょう。
試験は採用予定の前年の春~夏にかけて実施
予備校に通う時期を検討するためには、そもそも公務員採用試験のスケジュールを把握しておく必要があります。
多くの試験は採用予定の前年の4月~6月にかけて1次試験が実施されます。(国家総合職試験(23年は4月9日)→東京都(5月初旬)→裁判所(5月初旬)→国家専門職(6月初旬)→国家一般職(6月中旬)→都道府県・政令指定都市など(6月中旬))
さまざまな自治体・機関の試験があり試験日程が被らなければ併願することが可能です。自分の志望度合いが高い試験の日程にピークにもってくるように学習計画を立てる必要があります。
試験対策は1年間程度が一般的
受験する自治体や機関にもよりますが、一般的な行政・事務職を目指す方であれば、試験対策の機関としては1年程度が一般的です。
仮に地方自治体で県を受験する場合であれば、試験が採用前年の6月に試験があるので、そのさらに1年前の4月~5月くらいから学習を始めるのがおすすめです。予備校も春のこの時期には説明会や公務員試験の無料ガイダンスを数多く実施しているので参加して検討の材料にしてみるといいでしょう。
市役所試験は短期集中
基礎自治体とよばれる市役所の試験は多くは6月下旬~8月にかけて試験が行われます。多くの市役所の試験は教養科目のみでの実施で専門的な法律や経済などの科目が出題されません。科目数も少ないので受験する年の1月ごろまでにスタートして、短期集中の対策も可能です。
独学よりも効率的?合格の近道を自分で見つけよう
公務員試験対策は独学ですすめることももちろん可能です。ただ、効率的に確実な対策を目指すのであれば、予備校を活用するのが得策です。
予備校に通って効率よく対策をすすめよう
公務員試験は独学での対策ももちろん可能です。ただ、科目数も多く、また独学では難しい面接対策もとても重要です。予備校などを活用して効率的な学習を行い、空いた時間に志望先の研究などを行うことでより、合格に近づくことが可能になります。
まとめ
試験対策をより効率よくすすめるには予備校の活用が近道です。公務員の予備校も数多くあります。自分にあった予備校を見つけるためには、見学会や個別説明会などに積極的に参加して自分の目でみることをおすすめします。
講座が開講する春先は無料のガイダンスや個別相談会が旺盛に実施されています。積極的に参加して複数の予備校の資料を確認してじっくり検討しましょう。