意外と多岐に渡る!公務員の主な業務内容について解説
役所で働いているのが公務員であるとは知っていても公務員の業務が意外にも多岐に渡っていることをご存知でしょうか。また、公務員にはどのような種類があるかわからない方も少なからずいるでしょう。そこで今回は、公務員の主な業務内容について解説します。公務員の仕事に少しでも興味がある方はぜひ参考にしてください。
そもそも公務員とは?
公務員とはどんな職業なのか、はっきり知らない方もいると思います。ここでは、そもそも公務員はどんな仕事をしているのかについて解説しましょう。
公務員の仕事とは
公務員の仕事が民間企業の仕事と大きく異なるのは、営利目的ではないということです。公務員は、国や地域に住む人たちのために仕事をしています。国や地方において、社会全体の基礎となる生活を支えるために欠かせない役割を担っているのです。
公務員と一言でいっても、各省庁に勤務する職員から裁判官や自衛官、教員、消防士、警察官まで、さまざま職種がふくまれています。決まりきった業務を繰り返す仕事だとイメージする方もいるかもしれませんが、都市開発を行うなどスケールが大きい仕事もたくさんあります。人々の生活の基礎に関わり、人々の安全を守ったり、快適な生活を送ったりするために欠かせない仕事なのです。
公務員の働きやすさ
公務員の働き方は、民間企業にとってのモデルとなるべきという考え方もあります。もちろん残業が多い職場もありますが、なるべく残業しないように配慮されている多く職場もあります。
また、公務員は失業する不安もなく、収入も安定しているといえます。とくにこの数年は社会全体でワークライフバランスが重要視されていますが、公務員は育児休業をとりやすい環境といえます。ですから、女性が結婚、出産後も働きやすいという魅力もあります。
公務員にはどのような種類がある?
公務員の仕事は多岐に渡り、国民や地域住民の生活を支えるためにさまざまな業務を行っています。ここでは、公務員にはどのような種類があるのかについて解説しましょう。
国家公務員
国家公務員とは、日本社会の全体をまとめるような仕事を行う公務員です。国の行政機関や特定独立行政法人といった国家機関で働いています。
国家公務員は、海外留学やさまざまな研修を活用して能力開発できる仕組みが整っています。また、国内だけでなく、世界規模の大きなスケールの課題にも取り組んでいるので、非常にやりがいの大きい仕事ができるのではないでしょうか。
地方公務員
地方公務員とは、各都道府県や市町村で働く公務員のことです。公務員のうち、大半は地方公務員であり、特別職や一般職に分けることができます。
特別職とは首長らのことで、それ以外の地方公務員が一般職です。一般職の中には、地方自治体の職員や警察官、教員などがふくまれます。地域に愛着をもち、地元の住民たちが暮らしやすい環境を実現するために働いているのが地方公務員なのです。
公務員の主な業務内容
役所へ手続きに行ったときなど、普段の生活で公務員と接する機会もあるのではないでしょうか。しかし、実は公務員が行っている仕事は私たちが思っているよりも多岐に渡っているのです。ここでは、公務員の主な業務内容について紹介しましょう。
国家公務員
国家公務員は、大臣や副大臣、裁判官、国会議員といった特別職と、それ以外の一般職に分かれています。一般職は、総合職、一般職、専門職に分けられます。総合職の仕事は、主に中央省庁に所属し、政策の企画や立案、調査や研究に関する事務などを行っています。一般職の仕事は定型的な事務を行うことであり、一般の行政官、税務職員、外交官などがふくまれます。
地方公務員
地方公務員といえば各自治体の役所で働く職員を思い浮かべる方が多いと思いますが、地方公務員の仕事は、行政職と技術職に分けられます。技術職とは、たとえば道路建設などのインフラ整備に携わる仕事などもふくまれているので、高度な専門知識が必要とされる仕事です。
このように、地方公務員は役所の窓口業務だけでなく、都市開発公共施設の整備・管理、災害対策なども行っているのです。2~3年程度で部署異動することもあるので、さまざまな仕事に関われるのも特徴です。
また、地方公務員には教職員や警察官、消防官などもふくまれます。地域に住む人々の生活に密着した仕事内容が多いので、私たちにとって非常に身近な存在といえるのではないでしょうか。
今回は公務員がどんな仕事を行っているのか、主な業務内容について紹介しました。公務員の仕事について、知っているようで知らなかった方もいるのではないでしょうか。また、公務員は安定して長く働けるイメージがありますね。公務員試験で合格するのはとても難しいと思っている方もいると思いますが、しっかり対策しておけば合格は夢ではありません。
地域に貢献できるやりがいがあり、福利厚生制度もしっかりしています。年齢制限がある職種もあるので、興味がある方はまずは応募条件などを調べることをおすすめします。